(1)白血球

白血球は主に人体に侵入してくる「微生物」、「細菌」、「ウイルス」などを
退治する働き
を持っています。

白血球は体内に細菌やウイルスなどの異物が侵入してくると、速やかにその異物を
感知し退治し始めます。

さらに相手が手ごわいと感じるとすぐに白血球を作り始め、白血球を増加させます。

そして完全に侵入者を倒すまで戦い続けます。

白血球は人体の防御機能の重要な役割を持っています。


白血球の種類と働き

顆粒球:好中球・・・細菌などを殺す
    好酸球・・・寄生虫や虫卵を障害する、アレルギーに関わる
    好塩基球・・・アレルギー反応を引き起こしていると言われているが詳細は不明

無顆粒球:単球・・・マクロファージ:病原体を殺す
     リンパ球・・・B細胞;抗体を作り殺菌
            
ヘルパーT細胞;免疫を活性化
            サプレッサーT細胞;不執拗な免疫作用を抑制
      
      キラーT細胞;ウイルスなどの異物を攻撃
                 NK胞:がん細胞などの異物を退治


 

一般に白血球の変動は顆粒球、特に好中球の変動による。

 白血球数は感染症や炎症のあるときに増加。

基準値

成人35009000/μL/mm3
幼児(5歳以下)600011000/μL/mm3
小児(614歳)600010000/μL/mm3

 正常値と著しく異なる場合を異常値とする。

医療機関によって異なることがあるので注意。

※細菌感染時の白血球増加
   好中球→単球→好酸球・リンパ球

白血球が上昇するものとして、風邪などの感染症や切り傷などの外傷、
アレルギーなどがある。


白血球は、普段から基準値より高値の方、激しい運動、温度などの外的要因、
精神的なストレスなどの内的要因、喫煙、妊娠などにより白血球が増えることもある。

風邪をひくと、体が熱くなったり、関節の痛みを生じることがあるが、
白血球が関与している。

白血球が細菌やウイルスと戦い始めると、それにより炎症が起こる。

この炎症が風邪などの発熱の原因。

戦いが激しいと炎症は大きくなり、体感的な症状がひどく感じられる。

発熱は免疫細胞が頑張っている証です。


どの種類の白血球が変化するかで、疾患を推測できる。

正常値と著しく異なる場合を異常値とする。


白血球の種類

基準値(%)

変動

関係する疾患

好中球

40.074.0

炎症(感染・悪性腫瘍・梗塞など)
腫瘍性(白血病)
その他、喫煙や運動等

産生抑制(急性白血病、薬剤、放射線治療)
自己免疫疾患
顆粒球減少症、敗血症

リンパ球

17.049.0

慢性リンパ性白血病
ウイルス感染症

免疫不全症候群
悪性リンパ腫

単球

3.010.0

亜急性心内膜炎
麻疹

好酸球

0.010.0

寄生虫感染
アレルギー
自己免疫疾患
ストレス

好塩基球

0.02.0

 

 


ここに取り上げられた内容はあくまでも一般的な話題です。

必ずしも検査値の変動がその疾患というわけではありません。

検査値等で気になることがありましたら、医師・薬剤師などに確認してください。

 参考:自然素材研究所より